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Citation in C-42

  C-42 by Michio NARUTO introduced Superdistribution as folowing :
(i) ``Superdistribution''
In 1983, Professor Ryoichi Mori of Tsukuba University in Japan proposed the concept of a ``Superdistribution'' system, in which data concerning the frequency of use of computer programs would be recorded and gathered, and royalties collected according to that data. JEIDA has also supported the introduction of the concept to the public since 1987. In the Superdistribution system, programs are encrypted and a header file with royalty information and an ID number is added. The program may be used only those computers which are compatible with the Superdistribution system. When the recorded amount of use reaches a certain level, the data is accumulated through networks or other means and royalties are paid through credit cards. The advantage of this system, Professor Mori explains, is that rightholders who put their programs into the system can be assured of receiving all expected royalties without having to worry about copying. A study applying a Superdistribution system concept to music has also been recently conducted.

Citation in C-43

 

ソフトウェア/アルゴリズムの権利保護に関する 日米シンポジウムの予稿集である. 91ページに 「3. 知的財産権保護と情報財流通促進のための暗号技術」として 法制度と暗号技術の関係について述べており, その中で,利用に対する対価徴収権を基本とする 技術的システムとして超流通システムに言及している.

「・・・料金決済を電子的に行なうために必要な情報が超流通ラベルとして, ソフトウェアに付加される.超流通ラベルとして, 次の2項目が含まれる.
(1) ソフトウェアID:
個々のソフトウェアを識別し,利用料金の支払先を区別する情報
(2) 使用記録:
ソフトウェアの利用状況を表す情報であり,超流通センタに回収され, それに基づいて料金の決済が行なわれる.
・・・」

上記のように超流通ラベルの内容について紹介されているが, 使用記録はソフトウェアを利用したときに生成される情報であり, 超流通ラベルに含まれているわけではない (ソフトウェアID,使用記録それぞれについての説明自体は正しい). 超流通ラベルに含まれているのは, 「ソフトウェアID」と「使用記録を作成する元となる情報」である.


Citation in C-44

  要約は,以下の通りである.

現行制度下では,著作物は,「言語の著作物」,「写真の著作物」, 「音楽の著作物」,「映画の著作物」,「プログラムの著作物」などのように 表現別に定義される.マルチメディア作品は,「データベースの著作物」, 「映画の著作物」としてとらえることができる.「プログラムの著作物」と 解釈するのは一般的ではない.

ここで,以下に述べるマルチメディアの持つ特質から, 「マルチメディアの著作物」を導入する必要があるかどうかが問題となる.

また,マルチメディア作品の著作権料の配分に関しては,次のように 超流通に言及している.

「技術的な提案の代表例としては,森亮一の「超流通」とNTT境界研の「ねっ といちば」があり,どちらもソフト事業者〜エンドユーザ間の料金回収に重点 を置いている.前者はできるだけ既存システムを活用しようとする分散管理型 システムであり,後者はネットワーク上ですべての機能を実現しようする集中 管理型システムである.」

Citation in C-42

 

現代暗号の持つ数理マジック的な側面である,公開鍵暗号,零知識相互証明, IDによる共通鍵生成方式などを,学生と先生の対話の形式をとって概説したも のある.

この中で,超流通に関して次のように言及している.

学生 「超流通という言葉を耳にしたことがありますが.」
先生 「超流通という概念は,森亮一先生が10年来提唱され続けてこられたものですが, ソフトウェアやマルチメディアの生成,編集,加工に対する複雑な著作権に対して適正な 報酬を保証し,利用者はそれに応じた対価を払いつつ情報財の流通を促進するための システムとして近ごろ,急速に注目を集めています.情報の秘匿,署名,認証,課金, 改ざん防止等のため,暗号技術がその基盤です.

Citation in C-55

 

1076ページに,「(8)権利の集中管理システムの立ち遅れ」の項目を設けて, 超流通に言及している.

「・・・このため権利関係が錯綜する分野では,権利の処理について,権利者 間または権利者〜使用者間において,紛争の発生する確率が高い(例,放送, マルチメディア).権利の集中管理システムについては,技術的には,現在い つくかの提案がなされている(例,超流通システム).」

上記のように超流通が紹介されているが,超流通システムは,権利の 集中的な管理を前提としていない.決済センターのようなものを 設立して集中管理するかどうかは,システム設計者に任されている.


Citation in C-56

 

bit誌の「暗号最新事情」と題する連載のイントロダクションである. 暗号技術の応用として超流通の可能性が指摘されている.

アメリカでのEscrowed Encryption Standardの発表とそれに伴うClipper Chipの開発,アメリカ標準暗号DESの解読,新暗号アルゴリズムの提案,応用 技術としてはPEMやPGP,超流通,エレクトロニックコマース,CALS (Commerce at Light Speed,生産・調達・運用支援統合情報システム),電子ショッピン グ,電子現金などである.

また,超流通に関して次のような簡単な紹介がある.

情報の売買の仕組みでは,情報の流通自体から考え直した超流通が提案さ れている.情報はどこでも簡単にユーザの手に入るようにしておき,使っただ けの情報の対価を支払う仕組みである.


Citation in C-57

  bit誌の「暗号最新事情」と題する連載の第2回である. クリッパ暗号方式の概要を説明する中で,耐タンパー チップの利用に言及している.そこで,
耐タンパー性に関しては,かなり以前より研究が盛んに行なわれており, 安全性の高い製品が製造されている.
という記述の中で,[A-37]が引用されている. [A-37]は,3次元ICによる耐タンパーモジュールについて述べたものであるが, これは製品としてはまだ発表されていない.


Masaji KAWAHARA
1996年1月31日 (水) 23時14分43秒 JST